社会奉仕

クラブ創立25周年記念事業

みなみん・お囃子
プロジェクト

当クラブの創立25周年記念事業として取り組んでいる事業で、正式名称は郷土芸能興隆支援プロジェクトです。
「みなみん」とは南田中小学校のキャラクターの名前です。

プロジェクトのメインビジュアル

目的(ねらい)

練馬区には無形民俗文化財として登録された10余りの囃子保存会がありますが、いずれも指導者や継承者不足などによる先細り感に悩まれています。
一方シューズバンクプロジェクトで10数年連携してきた南田中小学校は、本年の開校50周年を機に地域との協働活動を模索していました。
そこで保存会の一つである南田中囃子保存会と南田中小学校を結びつけて、生徒たちが郷土の伝統芸能に慣れ親しむとともに、継承者になろうという動機づけのきっかけを得られる道筋をつくることで斬新的な興隆を図り、更にクラブ創立25周年記念事業として、生徒たちが日常的に使用できる和楽器を贈呈することになりました。

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経過・成果

当初保存会側は、生徒たちが関心を持つか、技術を体得できるかに半信半疑でした。しかし昨年7月の保存会による小学校での出前授業(実演)では、予想に反し、生徒たちは真剣に鑑賞し終了後には楽器の回りに人だかりができました。保存会側も大変手応えを感じられたようで、これを機に本気で関わられるようになりました。
10月には地元の秋祭りで、保存会のはからいで小学生の代表8人がみこし行列の囃子の山車に乗せてもらい、保存会の方たちと共演しました。約3時間に渡り、2人ずつ4組に分かれて交代に山車に乗り、乗らない時は手製の紙太鼓をたたきながら山車について歩きましたが、この間にもみるみる上達しました。2度ご来会いただいた校長からは、「大人たちからは絶賛ともいえる賛辞と、見ていた生徒からは『僕(私)もやりたい』との声が数多く寄せられました。山車に乗った生徒たちも大変喜び、誇らしげに見えました。8人の生徒の中には、特別支援学級の生徒2人も含まれており、普通学級の生徒と一緒に感動を共有できました」との喜びの声が届きました。
現在では、保存会が定期的に学校を訪れて練習会を行い、コーディネーターも参画して地域学校協働活動として動き始めています。また、保存会の方によると、この取り組みは区内の他の保存会から大変注目されているようです。
購入費については地区補助金を活用し、平成30年11月17日に行われた南田中小学校開校50周年の式典の席上、目録贈呈を行いました。また続いて行われた祝賀会では、壇上で贈呈した楽器を使用し、退場者の歓迎演奏をし、お披露目をすることができました。

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展望

将来に渡る持続定着化のため、全会員の総力で、校外での演奏の機会を創出することが肝要と思われます。
この事業を定着させられればRCの認知度や公共イメージのアップにつながると期待できます。
またモデルケースとなって他に波及する可能性も十分あります。

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